ワキガ切開治療(腋臭症手術)
ワキガとは?<保険適用日帰り手術が可能です>
ワキの下の汗腺からの分泌物が細菌により脂肪酸に分解され、汗のアンモニアなどが加わって独特の強いにおいを生じる症状のこと。日本人のおよそ10人に1人が「ワキガ(体質)」と言われています。
正式名は 腋臭症 (えきしゅうしょう)といいます。
ドクターミナガワ渋谷整形では、保険適用手術により原因となる汗腺を取り除くことが可能です。
院長の皆川をはじめとした専門医が診察から執刀まで対応いたします。自己負担額は両脇で約40,000円程です(3割負担の場合)。
「社会人だから長い休みが取れない・・・。」そんな方もご相談ください。個々人にあった治療計画を考えましょう。
手術以外のボツリヌストキシン注射は汗を抑えることは出来ますがにおいを減らす処置ではありません。
是非一度、診察にお越しください。【プライバシーに最大限配慮いたします。】
ワキガ体質かどうかセルフチェックをしてみましょう。
- 家族にワキガの人がいる
- 耳垢が常に湿っている
- ワキ毛が
広範囲高濃度である
- 衣類に
黄色(又は黒色)の汗染みができる
- 臭いを他人から
指摘されたことがある
- 粘性のあるワキ汗が多い
上記項目で3つ以上当てはまる方はワキガの可能性が高いといえます。
ワキガの3つの原因とメカニズム
アポクリン汗腺
アポクリン汗腺はワキ・乳輪・へそ・陰部・外耳道等にのみ分布し毛穴に沿って開口しています。アポクリン汗腺から出る汗は乳白色で粘り気があり、 脂肪や鉄分、蛍光物質、アンモニアなどからできています。
アポクリン汗腺からでる汗には含まれる分泌物が腋の下の細菌に分解され、独特の臭いを発するようになります。 アポクリン汗腺の活動は、思春期の頃から始まり、熟年以降、老化で衰えるまで続きますが、量が多い方は腋臭症(ワキガ)となります。
エクリン汗腺
エクリン汗腺は全身の皮膚に分布しており、直接皮膚に開口しています。エクリン汗腺から出る汗は、主に体内の熱を放出する作用があります。透明でサラサラした汗で、臭いはありません。
※多汗症の治療はボトックス注射となります
エクリン汗腺からの汗は臭いがありません。
皮脂腺
皮脂腺はアポクリン汗腺と同様に毛穴と直結しています。 皮脂腺の分泌液は、常に体表に薄い膜状となって広がり、体表に潤いを与え保湿し、体表の皮膚を保護する役割を担っています。 この皮脂腺分泌物に含まれる脂肪酸が汗や雑菌と混ざり合うと、ワキガの汗に黄色い色をつけます。
アポクリン汗腺からでる汗が、エクリン汗腺から出る汗・皮脂腺からでる皮脂と混ざり合い、皮膚表面の常在菌に分解されることによってにおいが広がります。
様々なワキガの治療法
現在、医療機関(クリニックや病院など)では、いろいろな手術方法でワキガの治療が行われています。
吸引法や超音波法、ローラー削除法、マイクロウェーブ法(ミラドライ)など多種多様な治療方法があり、これらの治療は傷が小さく、手術後のダウンタイムも少なくて済みます。
しかし、どの方法も確実な除去できないので、アポクリン汗腺の取り残しにより再発が起こる可能性が高くなります。
当院の治療は最も確実性の高い
「直視下反転剪除法」
ワキの下に3~5センチほどの切開を1箇所入れて、皮膚を裏返して汗腺を取り除く方法です。 直視下反転剪除法では、医師が「アポクリン汗腺を確認」しながら原因組織を確実に取り除くことが容易となります。確認しながら手術が行えるので、アポクリン汗腺の取り残しによる再発が一番少ない治療法です。
これが直視下反転剪除法の最大の特徴でありメリットといえます。
ワキガ臭再発の可能性が一番低い。
アポクリン汗腺を目で見ながら丁寧に除去できるので取り残しを防ぎ、再発無く一度の手術で根治を目指せる治療方法です。
においだけでなく、汗の量もやや減ります。
ワキガのにおいが気になるひとは、ワキの汗の量も多くなる傾向があります。
ワキガ臭の原因になるアポクリン汗腺だけでなく、エクリン汗腺も一部除去しますので汗の量は少し減ります。
多汗症でお悩みの方へは別途ボトックス注射による治療をお勧めしております。
ワキのシワに沿って3~5センチ切開。
当院の直視下反転剪除法ではワキの下を3~5センチ程度切開します。
術後の傷を考慮し、シワに沿って行います。充分な長さを切開することで、手術中の視野が良くなりアポクリン汗腺が残らず取れたことを確認できます。適切な止血もできますので、出血による合併症は3センチ未満で切開した場合よりもかえって少ないと言えます。 当院では皮膚へのダメージを最小限にしながら汗線をきれいに除去する独自の工夫を取り入れた手術をおこなっています。
手術日の翌々日には包帯固定が取れ、通常は手術日の1週間後に抜糸をします。
手術後のワキの皮膚は皮下組織から剥離した状態になっています。
そのため術後は皮膚と皮下組織が密着するようにワキを圧迫固定します。通常1~2週間で組織が回復します。
当医院では術後の患部圧迫が楽になるよう、独自の方法で処置をしています。経過に問題がなければ手術日の翌々日には圧迫固定が取れ、その日の夜からワキも含めたシャワー浴が可能となります。
当院のワキガ手術の特徴
※(画像)実際のアポクリン腺除去の様子
わきが手術の中でも治療効果が最も高いといえる直視下反転剪除法ですが、ドクターミナガワ渋谷整形では多数の特色を備えております。是非一度ご相談・診察にご来院ください。
手術後確認して頂く場合があります。
手術後に患者様に摘出したアポクリン汗腺を確認して頂く場合があります。
痛みや緊張を緩和して手術をお受けいただけます。
ワキの下に麻酔液を塗布してから注射による局所麻酔を行うため、痛みを感じる事なく手術を終える事ができます。
保険適用での手術が可能。
当院の手術方法は保険適用と認められています。
自己負担が少なく、手術を受けて頂けます。
症例数が多い。
ドクターミナガワ渋谷整形は1953年より現在に至る約70年間に、のべ35000名超の患者様の腋臭症手術を行ってきました。
他院で手術や処置を受けたのにもかかわらず、満足いく結果を得られなかった方の再手術の件数も豊富です。 常に「患者さんの負担が少なく、再発を起こさず、傷跡をキレイに」をモットーに最新技術を取り入れながら日々改良を重ねています。
目で見て汗腺を確認しながら取り除く手術だからこそ、成功のためには医師の技術と経験が大きく影響します。
手術は専門医が担当します。
腋臭症手術はもともと形成外科の専門領域であり、執刀する医師の知識と技術によって、効果(においが取れない・傷跡が残るなど)がかなり左右される手術です。
当院では、手術は院長 皆川を初め、経験が豊富な専門医が担当しますので、安心して治療をお受け頂けます。形成外科の専門知識・技術を生かした手術が可能です。
手術後の経過と日常生活の注意点
- 当日
通院 : 〇
入浴 : 不可
- 2日目
通院 : 〇
入浴 : 不可
手術翌日の診察にご来院いただきます。
- 3日目〜6日目
通院 : ×
入浴 : シャワー浴可
ご不明点や心配なことがありましたらお気軽にご連絡ください。
- 7日目
通院 : 〇
入浴 : シャワー浴可
抜糸の為、来院して頂きます。
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通院 |
入浴 |
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| 当日 |
〇
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不可
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帰宅後ご自宅で安静にお過ごしください。
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| 2日目 |
〇
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不可
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安静を心がけつつ、日常生活に戻っていただけます。
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| 3日目〜6日目 |
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シャワー浴可
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ご不明点や心配なことがありましたらご連絡ください。
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| 7日目 |
〇
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シャワー浴可
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抜糸の為、来院して頂きます。
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手術後は状態に応じてガーゼ交換や抜糸をします。通常2回の通院が必要です。 術後2週間程度は、腕を肩より上に上げる事は出来ません。
注意点
- 手術当日はなるべくご自宅で安静にして下さい。
- 軽い事務作業やデスクワークは手術翌日より可能です。
- 腕を肩より上に挙げないようにし、激しい運動はお控下さい。
- 重たい荷物は持たないようにして下さい。
- 飲酒は手術後1週間は控えて下さい。
※経過には個人差があります。実際の来院回数などは医師の指示に従って下さい。
手術後3か月~半年ほどの期間、ワキの下の傷跡が硬く赤くなったり色素沈着が起こる場合があります。ワキの下のシワに沿って切開し形成外科ならではの丁寧な縫合で仕上げておりますので、切開線や色素沈着等はおおよそ1年程度でシワと同化して分からなくなります。ご安心ください。
ワキガ診療の流れと手続き
※ワキガの手術は保険手続きが必要ですが、当日手術も行えますので特に遠方の方はご相談ください。
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診察
手術適応かどうかを判断し手術日を決定します。
手術希望日の前に1回診察にご来院頂くことをお勧めしていますが、初診来院当日の手術も可能です。
手術当日
当日は前開きのゆったりした服装でお越し下さい。
手術前日にワキの毛の剃毛(毛を剃る)をしてきてください。
ガーゼ交換や抜糸で来院
手術後の状況に応じて、1~2回の通院が必要です。
診察の都度、適切な術後ケアアドバイスを致します。
ミラドライ治療後のにおい残りにお悩みの方へ
他院でミラドライ(マイクロ波)治療をしたものの、においの改善が認められず、当院へご相談される患者様が増えております。
その場合でも保険診療の適応となりますのでご相談下さい。